1年以上も書いていないブログ。
日々の事はFBに書く方が楽だし、簡潔になるので読みやすい。
ただブログの方が見返し、修正しやすので今回書いてみました。
アイスクライミングについて
(20240113版 誤字脱字含めて随時修正予定)
近年道具の進化によりアイスクライングは人気で、
山のルートも氷が入ったラインを選んで登るようになってます。
山のルートも氷が入ったラインを選んで登るようになってます。
昔のアイゼンカリカリ人はいるのか?
ちょっといつも思っていること書きました。
アイスクライミングの原則
(1)上に人が登っている時は下には入らない。
これは岩でもそうなんですがアイスだとより一層の注意が必要です。
氷は登れば割れて落ちてくるもの。下は危険。また周辺にも落氷が跳ねて割れて飛んできます。
途中に落氷をガードする岩等があれば別ですが。
下に人がいる事がいけないのです。
(2)同時に同じ氷を登る場合は横に2ー3m以上離れる。
幅が広い氷をトップロープやリードで登る場合、左右の人がだいたい同じ高さだといいが
登っている位置が違うと割れた氷が飛んでくる可能性があります。
八ヶ岳南沢大滝や岩根山荘アイスツリーでありがち。
(3)リードについて
氷はランナウトしがちだし、通常氷にハングはなくアイゼンを履いている事もあり、
墜落した時のダメージは大きいです。墜落ありきのリードはない。
基本は落ちない事。垂直に近い氷を登る時はそれまでに何十本と同じような
傾斜の経験を積んでからリードを試みたい。そして最初は短いところで。
(4)マルチピッチルートの下部でトップロープはしない
上にいけないので困ります。
1P目が幅広く、上に行く為のライン以外であれば問題ないが、
狭いルートでは避けて欲しい
狭いルートでは避けて欲しい
例:米子不動の各滝、上高地中千丈沢の各滝
(5)リードのスタイル
コンペ以外のクライミングにはルールブックが存在しない。
道具の変化により登攀スタイルも変わる。
道具の変化により登攀スタイルも変わる。
それは言い伝えや昔からの流れでも変化していきます。
昔のアイスクライミングはアックスやアイススクリューが今と大きく違い、
アックステンションして登り、アイススクリューも両手を使って入れないとダメなものでした。
アックステンションして登り、アイススクリューも両手を使って入れないとダメなものでした。
なので只の単純作業となりがちで1980年代は流行しましたが、
その後アイスクライミングは下火になりました。
その後アイスクライミングは下火になりました。
今のツールを使ったらアックスを自分の手で握って登るだけで全て完結するのが自然です。
決してテンションをかけてはいけない訳ではないですが、
自分の力だけで登るのはフリークライミングの概念と同じです。
自分の力だけで登るのはフリークライミングの概念と同じです。
勿論んアイスクライミングのリードでの墜落は避けたいし、
いざという場合の想定はには備えたいですが。
いざという場合の想定はには備えたいですが。
これは近年アイスクライミング始めた人には当然の事、他は考えた事もはずなのでが、
古いクライマーが余計な知識を与えているケースがあるで一言。
古いクライマーが余計な知識を与えているケースがあるで一言。
(6)ビレイ
アイスクライミングは全体的にランナウトすることが多いです。
氷という不確定要素があるので、リードも何があるかわからない。
もしリードが墜落した場合、ランナウトしているとビレイヤーが引き込まれる可能性があります。
ビレイにあまり慣れていない者や体重差がある場合は特に注意が必要。
今後ケースにより支点ビレイ等の普及が必要です。
(7)グレードについて
日本のアイスクライミングのグレーディングは岩と同じローマ数字で表現しています。
いつ誰が決めたのかはまだ調べていないので不明です。
岩の場合はUIAAと同じで、日本はⅤまではUIAAグレード。
Ⅵ-以上はデジマルシステムになってます。これはそのうち解説します。
Ⅵ-以上はデジマルシステムになってます。これはそのうち解説します。
アイスクライミングのグレーディングも岩と同じ表現方法なのでなんか混乱しそうです。
氷用のグレード体系を使った方がいいと思います。
氷用のグレード体系を使った方がいいと思います。
新規に作るよりは北米等で使われているWIグレードがいいかと思ってます。
ただあちらは1Pが長いので、日本みたいな短い垂直をどう表現するかが困りそう。
例として南沢小滝はWI3、南沢大滝はWI4って感じ。米子は主にWI5かな。